私は免許証の更新に行くのに
「何で警察署って同じ市にあるのに遠いのか?」
「免許証の更新って警察署でしか出来ないのめんどくさいなぁ。」
なんて常々思っていたりしました。
けれども今回のこの記事を書くにあたって警察署の数を数えてみると結構な数が設置されているんですよね。
最近の様々な手続きに対する便利な手段の増加に慣れてしまってコンビニかなんかと同じように考えてしまっていたのかもしれませんね。
警察署のような多機能な役所がそんなにポンポン設置できるわけではないのは自明の理ですから。
そして、そんなにポンポン設置できない警察署を昭和の時代から今とあまり変わらない密度で展開していた日本の警察って結構すごいんだなと改めて思ってしまいました。
そして今回はそんな警察署で数年ごとに皆さんが訪れるイベントである運転免許の更新について考えてみました。
免許の更新と一言にいってもたいていの場合にはどこかの警察署まで行けば何とかなる。
そのように考えている人も多いと思います。
しかし、一部の更新講習は特定の場所で受けないといけなかったりするので注意が必要です。
ここでは埼玉県での免許更新における拠点としての警察署に対する考察を行っていきたいと思います。
免許更新拠点の県内分布の考察
さて、埼玉県における免許更新の手続きの申請に関しましては鴻巣警察署を除くすべての警察署において申請、受講ができるようになっています。
鴻巣には運転免許センターがありますからそちらでの更新になりますね。
ちなみに初回更新や違反者講習等に限っては鴻巣運転免許センターで受けなければなりません。
他にも鴻巣運転免許センターでしか更新できないものはありますが一般的でないのでここでは割愛します。
以下に免許更新のできる警察署のざっくりとした分布を挙げてみます。
行田、加須、春日部、久喜、幸手、草加、杉戸、羽生、岩月、吉川
浦和、浦和東、浦和西、大宮、大宮東、大宮西、上尾、川口、武南、蕨、(鴻巣運転免許センター)
本庄、児玉、熊谷、深谷、寄居
朝霞、新座、川越、東入間、所沢、狭山、西入間、飯能、東松山、越谷
小川、秩父、小鹿野
以上のような感じになります。
一部の狭い地域に関してはもはや日本ではないと言われつつもある埼玉県の昨今
こうやって見ますと人口分布に応じての配置としてはおおむね問題ないように思えるのですが、ある地方だけが更新に至る過程がハードモードに思えてならないのです!
そうです!秩父です!
確かに埼玉県の端っこの方です。
山を越えないと埼玉の中心部に出ることができません。
だからその地の警察署で更新というのもわかりますが
「秩父も小鹿野も小川も警察署までたどり着くの大変じゃないですか⁉」
たしかにそれぞれの盆地の真ん中にありますけれど、電車も通ってはいますけれども、
「守備範囲が広すぎないですか?」
警察署の駐車場なんて基本的に使えないものだし、バスもあるでしょうけども、路線から少し離れるだけでかなりのハードモードになるんじゃないでしょうか?
初回更新講習の方は鴻巣まで旅になりますよね。
強く生きてください・・・
違反運転者講習の人は自分の行いの結果なので反省してあきらめてください。
なんで埼玉県は運転免許センターを真ん中に1か所だけにしたのでしょうか?
あんなところにあると東西の端の方の人は大変ですね。
自分で僻地と思う地域の人たちは強く生きてくださいっ!!
オフラインの講習の意義について
さて、運転免許の更新の講習といっても最初に警察の方からの注意点や法律の変更点などの注意事項を確認した後はひたすら安全運転意識向上のためのビデオを見ていくことが大半なので、
「どうして今の時代になっても対面での講義を行わないといけないのか?」
と疑問に思う方は多いと思います。
これについて私はオンラインにしてしまうと事故などが起こった時に
「そんなの見ていたけれども覚えてない!」(見てない)
などと言い出す人間が多発するからだと感じています。
実際に更新の講習はめんどくさいと思う人が大半なのでオンライン講習にすると講習をスマホで流しっぱなしにして他のことをして受講したことにする人が続出すると確信しています。
そういう事態を予防するためにあえて対面での講習を行うのでしょうね。
それに自動車の運転には視力は重要なので更新の際に測定を行うことは理にかなっています。
「そんなのでいちいち眼科を受診して診断書をもらうなんてやってられませんから!」
しかし、職業ドライバーの人で大型などの場合は特殊な視力測定が必要なので鴻巣の運転免許センターまで行かないといけないんですよね。
※詳細に関しては埼玉県警のHPを参照してください。
(https://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0110/menkyo/kousin-kikan.html)
スムースな更新と安全運転のために
ここまでで埼玉県における免許更新について述べてきましたが基本的にはどこの警察署も平日のみの受付になっているんです。(鴻巣の運転免許センターは日曜もやっています)
これを上の嫌がらせと取る人は考え方をアップデートすることをお勧めします。
なぜなら、貴重な土日の休日を損なうことなく免許更新を口実に有給休暇を消化することができるというふうに考える方が健全だからなのです。
日本人はもっと気軽に有休を消化できるようになるべきなんですよ本当に。
もちろん、仕事が楽しい、今は頑張って稼ぎたい、とか考える人もいるでしょう。
そういう人にはこれも業務の一環であると考えて真面目に講習を受けてもらいたいと思います。
そういう人たちにとって運転免許は職務上必要な事が多いですからね。
有休に関しては突き詰めていくと運転免許を更新するのに有休を消化するのがもったいないと思えるくらいになるのがちょうどいいとは思っています。
結局のところ運転免許の更新に関しては
事前のロケーションとスケジュールのチェックをちゃんと行って、余裕をもって向かうのが一番なんです。
まとめ
私はこれまで免許更新のたびに
「更新場所が少ない」
「土日もやってくれないかなぁ」
とかよくある役所に対する思いを持っていたりしたのですが、今回の記事を振り返ってみると結構な数の警察署が設置されていたり、更新時に必要なレベルの講習に合わせた設備などを考慮するとそれなりに頑張って対応してくれているのだと思えてきました。
そして今までに、埼玉県における運転免許の更新を行える警察署を列挙してきましたが人口の集中している都市部の人たちにとってはそれほどでもないですが、郊外や山間部に住む一部の人にとっては免許の更新はかなり時間のかかるイベントになるのではないでしょうか?
免許の更新もこうやって見ていくとドライブ計画に通じるところもありますよね。
ですから、用意に関しても以下の様にしておけばいいのではないでしょうか。
これらの用意は結局のところ、事前に確認をすることによって心に余裕をもって物事にあたっていけるようにするのが最善。
という昔からのありきたりで、それでも一番重要で確実な物事に対する姿勢ですよね。
運転も同じように事前の用意や対応のための余力を残しておけば無理をすることなく安全運転で過ごしていけるのではないでしょうか?
また、そうすることで優良運転者講習を受けられるようになることが運転免許更新の手間を減らす一番の対策だとも思いますので、皆さんもいつでも安全運転でいられる余裕を持てるようにしましょうね。